バリュエーションのお話③-1~マルチプル法(類似会社比準法)~

肉塊UNO

↑とても美味しそうな赤身肉♪リッツ虎ノ門ビル1F「肉塊UNO」さんの1,000円ランチです。
今度色々と書きたいです。

8月は暇でしたが、お盆が明けたからか9月は忙しくなりそうです。

さて、以前書いたバリュエーションの記事についてですが、今回はマルチプル法にスポットをあてます。
↓前回まではこちら。
バリュエーションのお話①~必要性~
バリュエーションのお話②~方法~

①マーケット・アプローチ(←これは考え方)

マルチプル法は、①マーケット・アプローチという考え方に基づく評価方法です。

マーケット・アプローチは、株価や取引価額を基準にバリュエーションを行うアプローチです。
具体的な評価手法として、株式市価法・株価倍率法・類似会社比準法・類似取引比準法が該当します。
類似会社比準法や類似取引比準法はマルチプル法と呼ばれていたりもしますね。

では、マルチプル法では具体的にはどのように事業価値を評価するのでしょうか。
(ちなみに企業価値、事業価値、株主価値はすべて違う意味で使い分けられますが、
ひとまず説明は省略します。)

マルチプル法(←マーケット・アプローチに基づく企業価値評価の1手法)

マルチプル法は、類似会社の株価を参考にする類似会社比準法や類似会社のM&A取引価格を参考にする類似取引比準法があります。

日本では、類似取引比準法を採用することは難しいかと思いますので、類似会社比準法を前提としてマルチプル法を説明します。

マルチプル法は簡単にいうと、株式価値が100億円と評価される類似会社のPER(株価÷1株当たり当期純利益or株式時価総額÷当期純利益)が5倍だったら、自分の会社もPERは5倍だろうという想定に基づいて株式価値を算定する方法です。

何言ってるか分かりませんね(笑)
以下のケースで見てみましょう。

具体例

●前提
当社は非上場会社A社の買収を考えているため、A社の株主価値を算定したいと考えている。
ここで、類似会社である上場会社a社が存在する。
A社のデータ:当期純利益40億円
a社のデータ:当期純利益20億円、株価100円、発行済株式総数1億株

上記前提を基に以下計算します。

a社株式時価総額=株価×発行済株式総数=100円×1億株=100億株

a社PER=株式時価総額÷当期純利益=100億円÷20億円=5倍
A社PER=株式時価総額÷当期純利益=●●億円÷40億円=5倍

A社株式時価総額=200億円

というように株式時価総額を計算します。

留意点

インカム・アプローチに基づくDCF法と比較して、非常に計算が簡単というメリットがあるマルチプル法ですが留意点も多々あります。

留意点については次回書ければ。
長くなりましたので続きは次回~

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