月別アーカイブ: 2018年1月

仮想通貨にまつわる税金の話②

こんにちは!公認会計士・税理士の古澤です。

先日ビットコインについて記事を書かせてもらいましたが、先週仮想通貨の取引所から約580億が不正アクセスにより消失したという事件がありましたね。会社はすぐさま事件についての対応を発表しましたが、今後の会社の対応、仮想通貨に対する金融庁の対応、投資家の反応等は注目ですね。

本日は確定申告の時期(2月16日~3月15日)が近づいてきたこともあり、「仮想通貨にまつわる税金の話」第2弾ということで確定申告に直接関するお話をしたいと思います。

納税意識の高い皆さんは所得の種類には、給与所得、事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得、退職所得、譲渡所得、山林所得、一時所得、雑所得があることは何となくしていると思います。
そうです、その所得の性質により所得は分類され、計算方法や課税される税額が変わってくるのです。

皆さんに馴染みが深いのは、会社から毎月もらう給与「給与所得」であったり、上場株式の売買に係る代金「譲渡所得」、配当金「配当所得」だと思います。
では、仮想通貨に係る所得は何かというと、これは「雑所得」に分類されます。仮想通貨に係る所得が雑所得であるということは、投資対象の所得としては不利な所得であるといえます。

なぜなら、雑所得が損益通算」できない所得だからです。
そもそも、損益通算とは何者かというと、各種の所得の計算で生じた一定の損失についてのみ他の所得と相殺し税額を減らすことができるルールのことです。

ここで一定のものとは、事業所得、不動産所得、山林所得、譲渡所得のことであり、雑所得は含まれません。ただし、ビットコインや、アルトコイン、イーサリアム等の仮想通貨で生じた損益については相殺できるものと考えられます。

以上より、プラスの利益の場合は税金が最大55%(住民税含む)かかり、損失が生じた場合は他の所得との相殺ができないといったように、仮想通貨の税制は不利なものといえます。

確定申告について疑問点があれば税理士法人テュアスまでお気軽にご連絡ください。
皆さん確定申告はお早めに!

事業承継②~事業承継のポイント総論

こんにちは!公認会計士・税理士の古澤です。

寒い日が続きますね。インフルエンザが大流行しているみたいなので体調には十分気を付けてください。ちなみに私は昨年12月にインフルエンザA型に罹ってしまいましたので大丈夫と思いきや今はB型が流行しているみたいなので安心できません。

さて、本日は事業承継を行う際の重点ポイントについて書かせてもらいます。
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事業承継①~はじめに

こんにちは!公認会計士・税理士の古澤です。

皆さん事業承継という言葉を聞いたことはありますか?「事業承継」とは文字通り事業を承継するのですが、我々が親から子へ世代交代するのと同じように会社も世代交代します。

日本の中小企業経営者の平均年齢は約66歳といわれています。これは、1995年に経営者の平均年齢が47歳から2015年には66歳と20歳も上昇しており各社様々な理由があるにせよ日本の中小企業全体の新陳代謝が進まなかったことが伺えます。(出典:中小企業庁 事業承継に対する現状と課題)

このような状況の中、政府は平成29年12月14日に発表された税制改正大綱で事業承継税制を改正するといった動きを見せ、また民間でもM&A仲介会社や弁護士、公認会計士、税理士、中小企業診断士等の士業がセミナーを多数開催するなど、士業の業界内ではホットスポットの一つではないでしょうか。

さて事業承継の方法にはいくつかあり下記のように分類されます。

①親族に対する承継
②役員・従業員に対する承継
③第三者に対する承継

一昔前は①の親族つまり子供に事業を継がせることが多かったですが、最近では子供が継ぎたくないといった理由や、適任者が見つからないといった理由により②役員や従業員に対する承継が増えてきました。親族や社内にも見つからない場合は、③第三者に会社ごと売却する事業承継も今後ますます増えていくのではないかと推察されます。

次回は上記の方法を深堀していこうと思います。

個人事業と法人成り⑤~資産の引継ぎに伴う個人の税務申告~

↑会社近くの愛宕神社です。時々テレビにも出てますね。

公認会計士・税理士の国近宜裕です。

さて、法人成りについての続きの記事です。
個人事業と法人成りした場合の違い①
個人事業と法人成り②~資産の引継ぎの方法~
個人事業と法人成り③~資産の引継ぎの方法の特徴:序~
個人事業と法人成り④~資産の引継ぎの方法の特徴:破~

前回まで、資産等の各引継方法について書きました。
今回は個人の税務申告について書きたいと思います。

個人の税務申告は所得税が適用されますので、以下の手順にて税務申告を行います。

①どの所得区分に該当するかを判断
②譲渡対価を算定
③必要経費を集計

まずは①の所得区分について書きたいと思います。

現物出資・売却・贈与(譲渡時)の個人の税務申告

A 事業所得

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個人事業と法人成り④~資産の引継ぎの方法の特徴:破~

↑(何の模様か判読できなかったものの)大好きなカプチーノです。

公認会計士・税理士の国近宜裕です。

さて、法人成りについての続きの記事です。
個人事業と法人成りした場合の違い①
個人事業と法人成り②~資産の引継ぎの方法~
個人事業と法人成り③~資産の引継ぎの方法の特徴:序~

上記②の記事で、資産等の各引継方法には、①現物出資②売却③贈与④賃貸があると書きました。

これらの各引継方法にはそれぞれ一長一短があります。
法人化を実行していくには、メリット/デメリットを踏まえ、
総合的によりよい方法を選択する必要があります。

では、前回に引き続き各引継方法(今回は③④)の概要とメリット/デメリットについて書きたいと思います。

③法人成りにおける贈与のメリット/デメリット

贈与の場合、会社側で購入資金が必要ないですが、譲渡益や受贈益が発生する可能性があります。
納税資金の問題が無ければ(納税が生じない等)、有効な引継手段であるといえます。

●メリット
法人:A会社側で購入資金が不要。B会社法上、特に規制がない。

●デメリット
個人:贈与により個人に譲渡益が発生し場合、納税資金が必要。
法人:受贈益が発生した場合、納税額が増加する可能性がある。

④法人成りにおける賃貸のメリット/デメリット

個人所有物件を会社に賃貸する場合、贈与で生じたような譲渡益/贈与益は発生しません。
売却の場合のようにまとまった購入資金も不要で、会社側が賃借料を支払うだけの資金を調達できれば問題ありません。

●メリット
個人:個人に譲渡益が発生しない。
法人:A会社側で購入資金が不要。B会社法上、特に規制がない。

●デメリット
個人:不動産所得が生じる。
法人:賃借料を払い続ける必要がある。

とここまで、2回に分けて資産の引き継ぎ方法について記載しました。
特段、不都合が無ければ簿価譲渡を行えば、以降の処理がシンプルになるかなと思います。

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国近・古澤公認会計士事務所/税理士法人テュアスでは、法人成りについてご相談に乗っています。
大手会計事務所で勤務経験のある若手公認会計士/税理士が親身に相談に乗らせて頂いております。

是非、お気軽にご相談頂けますと幸いです。

個人事業と法人成り③~資産の引継ぎの方法の特徴:序~

↑飛び魚!美味しかったです( *´艸`)

公認会計士・税理士の国近宜裕です。

さて、法人成りについての続きの記事です。
個人事業と法人成りした場合の違い①
個人事業と法人成り②~資産の引継ぎの方法~

上記②の記事で、資産等の各引継方法には、①現物出資②売却③贈与④賃貸があると書きました。

これらの各引継方法にはそれぞれ一長一短があります。
法人化を実行していくには、メリット/デメリットを踏まえ、
総合的によりよい方法を選択する必要があります。

では、各引継方法(今回は①②)の概要とメリット/デメリットについて書きたいと思います。

①法人成りにおける現物出資のメリット/デメリット

現物出資とは、個人が金銭以外の資産等を出資し、会社はその資産等の価値を資本金として株式を発行する行為です。

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管理会計~収入:ストックビジネスとフロービジネス①~

虎ノ門ヒルズ

↑会社近くの虎ノ門ヒルズです。いつか移転したいですね笑

公認会計士・税理士の国近宜裕です。

さて、ストックビジネス(orストック収入)とフロービジネスという言葉を聞いたことがありますでしょうか?

ストックビジネスとフロービジネス(orストック収入とフロー収入)

ストックビジネスとは、蓄積型の収入構造をもったビジネスのことですね。
例えば、私が前にいた銀行は貸付金の残高を積み増して利息を得ていくビジネスなのでストックのビジネスモデルと言われていますね。

一方、フロービジネスはストックビジネス以外のビジネスですね。一般的なビジネスはこちらが多いですね。
例えば、スポット契約による収益・不動産や保険の仲介手数料収益などですね。

ストックビジネスとフロービジネスどちらがよいのか?

結論からいうと、バランスが重要だと思います。

というのも、良質な資産を短期に積み上げられるのであれば、ストックビジネスに注力すればいいですが、一般的に、ストックビジネスは十分に蓄積されるまで時間がかかります。

一方、一般的にフロービジネスは収益が早いタイミングで発生します。

そのため、最初はフロービジネスをこなして、事業を黒字化するとともに、将来の安定性を見据えてストックビジネスも意識して蓄積し、強い事業ポートフォリオを構築していくことが肝要かと思います。

また、ストックビジネス・フロービジネスというのは収入の観点からみた発想ですが、
ビジネスをしていく上では、費用の観点や損益分岐点の考え方も非常に重要ですね。

目の前の仕事をこなしていくだけではなく、長期的な視点をもって事業を続けていかなければならないなぁと思う日曜のお昼でした。